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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

小説「ハードボイルド飯坂温泉」①―話のはじまり

ある夜…
いつものように黙々と業務に取り組む夜の震災対策室の面々。
すでに時計の針は9時を回って久しいが、部屋にはキーボードを叩く乾いた音だけが響く。
と、おもむろに一人の男が席を立った。なかなかのイケメンである。
「ひょっとして…」
胸が高鳴るが、しかし、対策室のメンバーはお互いに視線を合わせることもなく、何事もなかったかのように、ひたすらカタカタとキーボードを打ち続ける。

しばらく経つと、トントントン、リズミカルな音が部屋に響き渡り、メンバーの期待は確信へと変った。
ジュージュワー、サッサッサッ、ガチャガチャ…
うん? これはキノコの香ばしさ、さらにトウガラシのツンとする香りが…
思わず、腹部がギュっと収縮するのを我慢する。

「はい、できあがり!今晩は、キノコたっぷりのキムチチャーハンだよ!みんなおいで~」

仕事を投げ出した夜の4人。
あっという間に殺到したメンバーによって揉みくちゃにされ、シェフ「ぴた」の声はかき消されていた。

「温泉タマゴをのせると味がまろやかになって美味しいんだよ…でも苦しい…」

足元から、微かにシェフの声が聞こえた。

「うん? 温泉タマゴ?これって、ラジウムたまごじゃないの?」とひろやす。

「ラジウムたまごってなんなんすか? 喰って内部被曝しないんですかね。ハッハッハッ!」とやきのり。

……(残りの4人)

こうして、夜の震災対策室による「ラジウムたまご」探求の旅が始まったのであった…つづく

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