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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

「貼り紙」の文化

 夜の震災対策室からピンク・たろうです。
 最近昼の仕事が多くて不満がたまっていましたが、久しぶりの夜の仕事で張り切っています。

 今日は、「貼り紙の文化」について、考えてみましょう。

 「貼り紙」や「ビラ」には、ある社会の大事な側面を、一瞬にしてそれを見た人に伝える効果があります。
 その意味で、貼り紙やビラは、言葉を使ったコミュニケーション以上のこと、例えば、言葉では表しにくいことや口に出しては言えないことを、相手に伝えることができることがあります。

 それゆえ、貼り紙やビラをつくる人たちは、自分たちが伝えたいことを、一瞬で、どれだけ効果的に、かつどれだけ多くの人たちに伝えることができるかを考え、斬新なアイデアを出そうと努力をします。面白い貼り紙であればあるほど、多くの人が注目しますし、見る人を驚かせることができれば、「伝えたいこと」は相手の心に強く残ります。

 この努力が、「文化」を生み出すのです。貼り紙やビラが、ある時代の大事な側面を切り取ったものとして、美術館や博物館におさめられているのは、そういう理由からです。

 大震災と原発事故―この時代に起こったこと、そこに生きた人々が何を感じ、考えたのかを後世に伝えるものとして、新聞や写真や映像などの資料に加え、人々の手紙やメール、そして手書きの新聞やビラ、貼り紙などが、今後は大きく取り上げられてくるはずです。

 うーん、夜の震災対策室も勉強になりますね!

 私たち震災対策室も、これまでの業務上、必要に応じて作られた貼り紙やビラがたくさんあります。
 今日はそれを少しご紹介したいと思います。

****

 まずは、これ。

reizouko.jpg

 え、これが文化?と思われたかもしれません。まぁ、その気持ち、分かります。

 震災直後に真っ先に取り組んだ学生の安否確認・チャーターバスの手配などのもっとも忙しい時期は、食事の準備もままならず、学類の冷蔵庫が次第にとんでもないことに…私たちの健康を心配した、学類支援室のみなさんが、私たちに注意を促してくれたのです。ありがとうございます!

 では、これはどうでしょう?

kanbansonomae.jpg

 こら、汚い字だなんて言ってはいけません。これも「文化」です。
 3月15日に学類震災対策室が立ち上げられ、早速張り出された私たちの看板です(赤字部分は4月に入って付け加えられたものです)。
 室長ひろやすの性格と、当時の切迫感が伝わってくる張り紙ですよね。
 毎日この看板を見て、自分たちのおかれた立場を実感しながら、仕事に当たってきました。

 ですが、この看板を見かねた学類支援室長の伊藤さんが、新しく作ってくれたのが↓です。

kanbansonogo.jpg

 ふむ。すばらしい。震災対策室のその後の充実をよく表しています。ありがとう、伊藤室長!
 古い看板は、歴史的使命を終えて、対策室の片隅で、ひらひらと博物館入りを待っています(笑)。

 さて、私たちの誇りがこれ↓

anpiyatta!.jpg

 当初は、在学生全員の安否確認を必死に行いました…今でも震災対策室入口に貼られています。
 学生さんの安全安心が、私たちの一番の関心事であり続けています。

 もちろん、自分たちの安全安心も考えていますよ。

door1.jpg
(学類棟ドア入口の張り紙1)

door2.jpg
(学類棟ドア入口の張り紙2)

kankisen.jpg
(学類棟2Fトイレの換気扇スイッチ)

 原発事故発生直後はみな、慣れない「原発事故時の注意事項」を忘れがちでした。ドアは全開、換気扇はまわしっぱなしということも…危ないですね。
 そこで急きょ貼り出した注意喚起のはり紙です。切迫感とあせりがよくあらわれてるでしょ。

 あ、そうだ。学類ではなく、全学の危機対策本部の看板も見たいですか?そうですか…
 じゃ、撮りにいってきます…↓

honbu.jpg

 なるほど、さすがに立派ですね。この看板は、3月28日の文部科学大臣の来訪時に急きょ作られたようです。その前にはありませんでした。
 ほう。
 詳しい事情については、こちらをご覧ください。

 今日、なぜか北西(N/W)方向からの突風が吹いて、先ほど紹介した学類棟ドアの貼り紙がはがれおちてしまいました。「ひばく」という言葉に引っかかってしまったようです。
 この貼り紙が歴史的使命を終えたとでもいうのでしょうか。
 私たちの想いとは別に、突風によって剥がされたのであれば、仕方ありません…

 それなら新しい貼り紙を考えてやろう!
 僕が学類棟入口ドア貼り紙の新バージョンとして考えているのは、今のところ、↓

newversion.jpg

 それにしても、あんまりぱっとしないですね(泣)。
 「貼り紙の文化」を学んだみなさんは、私たちが言いたいことをどう伝えるのがよいか、考えてみてください。
 みなさんのアイデアをお寄せください→3.11gyosei@gmail.com


 

コメント

わたしも貼り紙してました

行政政策新入生のfujiです。

わたしもセンター前は目標点数を書いて
机のそばに貼り紙してました!
貼り紙の効果はたぶんあったと思います。
(それを見てやらなきゃと思う。どきっとします。笑)
やろうと思っていたり、伝えたいと思っていたりしても
文字にすることには力があるのかなと思います。

いつもブログの更新お疲れさまです。
記事を拝見させていただくことを楽しみにしています!
夜の震災対策室、がんばってください!
でも、お体には気をつけてください。
福大で学べる日が待ち遠しいです。

  • 2011/04/21(木) 21:16:38 |
  • URL |
  • fuji #-
  • [ 編集 ]

貼り紙の効果

自分へのプレッシャーのために貼り紙ですか!
自分に厳しいですね(笑)。「人にやさしく自分に厳しく」、ですか?
震災対策室は、人にもやさしく、自分にもやさしい(甘い)人ばかりが集まっています。食べたいなーと思った時に好きなだけ食べ、「○○さん、どう?」、って同僚を誘って、みんなで食べています。
最近みんなで太り気味(泣)
「食べ過ぎ注意」の貼り紙でも貼っておきましょうか(笑)。

  • 2011/04/22(金) 18:31:46 |
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  • ピンク・たろう #-
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