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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

【0418追記あり!】「卒業生の今」Ⅰ~陸前高田市職員・大和田智広さん

【追記】大和田智広さんについての記事が、毎日新聞にも掲載されました。こちらもご覧ください。

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 昼の震災対策室から大黒です。こんにちは。
 福島大学行政社会学部(現在の行政政策学類)は、2008年に創設20周年を迎え、多くの卒業生が全国で活躍しています(「行政社会学部創設20周年記念誌~地域社会とともに二十一世紀へ~」をご覧ください)。

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 東日本大震災で、マグニチュード9.0の大地震と、市役所屋上という空前の高さにまで達した大津波によって未曾有の被害を受けた岩手県陸前高田市にも、私たちの先輩が働いています。

 陸前高田市役所企画部協働推進室の大和田智広さんです。

 被災した市民と市役所をつなぐ、「広報りくぜんたかた」の編集に携わっています。
 大和田さんの今の思いを伝える河北新報掲載の記事を、ここに転載させていただきます。

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ふんばる―東日本大震災1ヵ月 「同僚の分も」使命感

 悪夢のようなあの日から1カ月、東北の被災者は涙を流し、悲しみに耐え、苦しさをしのぎ、恐怖と闘い、現実と向き合い、乗り越えてきた。道のりは長いが、必ず古里を取り戻す。明日があると信じて、ふんばる。

◎大和田智広さん(32)=陸前高田市職員=/「同僚の分も」使命感

 A4判の1枚の紙が被災した市民と市役所をつなぐ。「広報りくぜんたかた」。震災1週間後の3月18日から毎日、約2400部が避難所などに届く。
 小中学校の登校日の案内、入浴サービスの場所と時間、仮設住宅の入居申し込み…。必要な生活情報などがびっしりと掲載されている。
 編集に携わるのは企画部協働推進室の主事大和田智広さん(32)。市役所機能が移った学校給食センターで、さまざまな関係機関から得られる情報を集約する。
 「全て載せたいんですが…」と申し訳なさそうに言う。A4判の表裏しかない状況が歯がゆくて仕方ない。
 震災は思い出の詰まった自宅を跡形もなく流していった。「家なき子状態です」と苦笑いする。
 今はセンターに泊まり込む日々を送る。家族とは会えない。朝は6時前に起き、就寝は深夜0時。同僚の多くが震災の犠牲になり、「生き残った自分が何かをしなければ」と言い聞かせる。
 果たしたい思いがある。地震発生時、職場の上司に「市内の様子を撮れ」と命じられ、高田高グラウンドから撮影した貴重な約100枚の写真がある。津波が街を襲う様子を克明に記録した。
 「いつになるか分かりませんが、その写真を市の記録集に載せたい。50年後、100年後の市民に津波の恐ろしさを伝えるために」

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 大和田さんが編集する「広報りくぜんたかた」は毎日発行され、陸前高田市のホームページで読むことができます(バックナンバーは、4月17日現在、岩手県一関市のホームページに掲載されています)。
 ぜひご覧ください。

 なお、来週には、震災対策室有志メンバーで、陸前高田市を訪れる予定です。みなさんにも改めてご報告いたします。 

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