FC2ブログ

ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

【0412追記あり!】飯舘村・南相馬市ヒアリング

【追記】
昨日(4月11日)、政府は福島第一原発から20キロ圏外であっても、原発事故から1年間の放射線蓄積量が20ミリシーベルトを超えると予想される地域を「計画的避難区域」に指定し、1ヶ月程度かけて住民を域外に避難させると発表しました。

飯舘村は全域が計画的避難区域の対象になっています。菅野村長が「微妙な1週間になる」と言っていたことが週明け早々に明らかになり、村長がもっとも懸念していた「全村避難」という結果になってしまいました。村には今まで以上の困惑と憤りが広がっていると思います。

どうやって住民の生命・健康を守っていくのか、飯舘村で生活・生産の基盤を維持することができるのか、コミュニティを維持しながらどこに避難するのか、避難に同意しない住民への対応はどうするのか等々、問題は山積しています。学類としても、できるだけのお手伝いをしていきたいと考えています。

(以上、2011年4月12日午前10時30分追記)


こんばんは。塩谷@夜(裏?)室長です。一昨日の記事で、大黒さんが伝えてくれたように、震災対策室では、4月9日(土)に、飯舘村、南相馬市、相馬市を訪れ、何人かの方から被災の状況や現時点での課題についてお話をうかがうことができました。


◆飯舘村ヒアリング

いまや、FUKUSHIMA、中でもIITATE-MURAは世界で最も有名な地名の一つになりましたが、飯舘村と行政政策学類(行政社会学部)はこれまで長いお付き合いがあります。飯舘村は、大学から車で50分弱、阿武隈高地にある人口約6,000人の村ですが、合併を選択せずに自立・自律の途を歩んできました。

「までいライフ(「までい」というのは、地元の方言で、「丁寧に、じっくりと、心をこめて」という意味があります)」を提唱して、行政区(集落)を単位とした地域づくりを進めている村として、県内外にその名を知られています。これまで学類(学部)のいくつものゼミや実習が飯舘村をフィールドに実施され、飯舘村をテーマに卒論や修論を書いた学生・院生も少なくありません。

また、教員も村の総合振興計画の策定のお手伝いをし、飯舘プロジェクトチームを組んで共同研究に取り組んできました。その結果、2010年3月には、飯舘村・村議会・福島大学の三者の間で相互友好協力協定が締結されて、役場の隣には「福島大学飯舘までいブランチ(学生も無料で寝泊まりできる部屋)」が開設されました。

そんな飯舘村が原発災害によって大きく揺らいでいます。放射線物質による大気・水・土壌の汚染、村の判断による集団避難など、連日のように、飯舘村がニュースになっています。これまでの長年にわたる村づくりの努力を無にしかねないこの状況について、村はどのように受け止めているのでしょうか。

午後から鹿野農林水産大臣が来村するという忙しい日程の中で、菅野典雄村長と総務課企画係の藤井一彦さんからお話をうかがうことができましたので、その概要をご紹介しましょう。


飯舘村ヒアリングの詳細はこちら



◆南相馬市ヒアリング

南相馬市では、市民生活部市民課の課長である庄子まゆみさんからお話を伺うことができました。庄子さんは、大学院地域政策科学研究科の社会人院生として3年間、南相馬市と大学とを往復しながら学び、修士論文「基礎自治体における審議会制度の改革と課題」を書きあげて、この3月に大学院を修了したばかりです。

指導教員の今井照さん(公共政策論)から前日に連絡をしてもらい、土曜日のお昼時間をつぶして、お話をうかがうことができました(一部、データなどを補足しています)。


南相馬市ヒアリングの詳細はこちら



◆お話をうかがって

今回、飯舘村の菅野村長、藤井さん、南相馬市の庄子さんからお話をうかがって、地震・津波だけではなく原発事故の影響を受けている自治体の深刻な状況の一端を知ることができました。

その後、南相馬市の沿岸部に足を伸ばしましたが、あまりの惨状に、足がすくみ言葉を失いました。「復興」という言葉は安易に口にできないのではと思いました。

せめてもの救いは、大学に対する期待を語っていただいたことです。復旧・復興を直接支援することも大切ですが、曇りのない眼で、いま起きている出来事の本質をしっかりと見つめていきたいと思います。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://311gyosei.blog39.fc2.com/tb.php/38-72b72809
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)