ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

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文化財レスキュー活動に参加して ~博物館実習履修生の声~

夜の震災対策室からこんばんは、お久しぶりのおやです。

遅くなりましたが、本年も本ブログをよろしくお願いいたします。

さて、1月は、教員にとって非常に恐ろしい月ですwww
なぜなら、定期試験、卒論指導、年度内予算の執行計画確定、そして、入試業務といったお仕事が、山のようにやってくるからです…。はい、ブログ更新が空いてしまった今年最初の言い訳でした(笑)。

そういえば、受験生のみなさん、センター試験お疲れさまでした。引き続き、体調に留意して頑張ってくださいね。そんな受験生のみなさんにも励みになるようなブログを、ということで、新年一度目の投稿は、いつも寄稿してくださる文化史専攻の阿部さんに、学生のみなさんの活動を紹介してもらいます。

それでは、阿部さん、よろしくお願いします!

*******

文化史担当の阿部浩一です。行政ブログでは3度目となる、旧警戒区域から搬出された文化財等のレスキュー活動の紹介です。
 過去記事☞2012/12/12 2013/2/20 

この活動は、福島県被災文化財等救援本部を構成する県内諸機関・自治体およびそれを支援する県外の専門家たちによって進められており、福島大学およびふくしま歴史資料保存ネットワークも幹事として加わっています。
活動の中心となっているのは県内外の文化財関係の専門家たちと自治体職員ですが、行政政策学類、とりわけ歴史系ゼミ(考古学・文化史・地域史)の学生たちもボランティアとしてその一翼を担っています。2013年は6・7・10月の3回にわたり文化財等の搬出が行われました。
2013年度は特に、博物館実習(古文書選択)を履修している比較文化講座ゼミの学生3名が積極的に参加してくれたことで、たいへん大きな力になりました。そこで今回は、この3名に寄稿してもらいました。参加記は10月の時のものですが、彼女たちは7月にも参加してくれましたので、そのときの様子も写真を交えて紹介します。

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私は10月30日の文化財レスキューに参加させていただきました。これで2回目の参加となりました。全国からいらっしゃった文化財保護に関わる方と共に活動してきました。
今回運び出された文化財は、土器などの重いものが中心でした。2階の部屋まで持っていくのは大変な作業でした。できるだけスムーズに受け渡しができるように、資料を傷つけないように、みなさんと声を掛け合いながら活動しました。まわりの人たちと協力しながら行う作業は、とても充実感のあるものでした。

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(7月に資料を搬入した時の様子)

避難区域の資料を運ぶという活動は、文化財の重要さを認識する機会ともなりました。少しでも文化財保護の力になれたのならばうれしく思います。今後もこのような機会があれば参加させていただきたいと思っています。
(田村ゼミ・井上さん)

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文化財レスキューに参加するのは2度目となります。私は31日のみ参加しました。今回運んだ資料の多くは民具で、臼や土器など大きくて重たいものが多かったです。前日に参加した学生から筋肉痛になったとの話を聞いていたので、大変な作業になるのではないかとドキドキしていましたが、作業自体は短い時間で終了しました。

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(実は、こんなものもありました…)

多くの資料の中で、私が最後に運んだ「アイスキャンディー」の箱は見たことのないものでした。カタカナで「アイスキヤンデー」と書いてあるのがレトロでかわいらしく、インテリアとして欲しかったなあと思いました。

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(これが「アイスキヤンデー」の箱)

文化財レスキューは、普段は見ることができないものを目にすることができ、とても面白く勉強になります。そして原発事故や津波の被害を受けている資料が未だ多く残っている現実を知ることにもなります。今後もレスキュー活動に参加して、被害を受けた史料を救い、後世まで残す手助けをしたいと思います。
(辻ゼミ・江良さん)

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私は10月30日、31日の二日間、福島県の文化財レスキュー事業にボランティアとして参加しました。活動内容は、警戒区域内の町立資料館等からトラックで搬出されてきた文化財を、相馬市にある一時保管場所に搬入することでした。
 初日は、福大の教員・学生が10人参加し、他のボランティアの方とバケツリレーで文化資料を搬入していきました。30日に搬入した文化資料のほとんどは土器や陶磁器がほとんどで、階段での作業がとても大変でした。
 二日目は教員・学生が8人参加しました。この日は資料の搬出が予定より遅くなり、トラックの到着まで時間があったため、一時保管場所を探索しました。避難所となっていたので、水の使い方やゴミの当番、自らを鼓舞するような言葉などが黒板に残っていたのが印象的でした。

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(津波を被った地域から救出された写真等が保管されていました)

 31日に搬入した文化財は民俗資料が主で、形や大きさがバラバラだったため、バケツリレーではなく一人一人がトラックから搬入先の教室まで運びました。中には男性4人でも持つのが困難なほど重くて大きな藍瓶などもありましたが、無事にその日の文化財を全て搬入することができました。

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(10月31日の作業の様子)

 警戒区域内に取り残された文化財を救出・保護することは、文化財そのものだけでなく住民の歴史や記憶も守っていくことに繋がると思うので、文化財レスキューに携わることができたのはとてもいい経験になったと感じました。今後機会があればまた参加したいです。
(田村ゼミ・市川さん)

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 旧警戒区域を中心とする文化財等の保全活動の経緯とその意義、今後の課題、その中での私たち福大の活動について、2013年11月に『ふくしま再生と歴史・文化遺産』(山川出版社)として刊行しました。よろしければぜひご一読ください。図書館にも寄贈してあります。
 http://www.yamakawa.co.jp/product/detail/2239/
ふくしま再生と歴史・文化遺産+(1)_convert_20131202221640


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