ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

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「リーダーシップ養成英語研修プログラム」研修報告①

昼の震災対策室からこんにちは、しみず@ブログ庶務担当です。
長谷川さんに引き続き、村上さんも、ブログ更新の停滞を憂いて(苦笑)記事を送ってきてくれましたー。

というわけで、早速、ご紹介します♪

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最近、「結」ブログの更新が滞っているようですね(笑)。それだけ「日常」の生活に戻りつつあるということかもしれませんが、今後も余震に対する備えや放射線防護に対する意識は継続していく必要があろうかと思います。

震災後、交流提携校であるオーストラリアのクィーンズランド大学(UQ)がいち早く募金活動をしてくれたことを、昨年、ブログで紹介しました。その後、本年1月と6月にそれぞれ2名、計4名が一年間の交換留学生としてUQへ渡豪し、今年の2月と9月には短期語学研修に参加した福大生たち(合計で30名ほど)が、震災に関する英語プレゼンテーションをUQで行うなど、交流は続いています。

さらにUQ付属の語学学校(ICTE-UQ)が、オーストラリア政府による震災復興支援の一環として設けた「教育交流支援プログラム」奨学金を、福島大学の学生たちのために獲得してくれました。そのおかげで夏休み期間中の5週間にわたり、7名の福大生が「リーダーシップ養成英語研修プログラム」に参加することができました。この奨学金は主に授業料を賄うというものでしたが、被災地からの学生ということで受け入れてくれたホームステイ家族のご厚意により滞在費も無料となりました。この場をお借りして、関係者各位には改めまして心よりお礼を申し上げます。

前置きが少し長くなりました。この5週間の研修報告を、このブログで随時ご紹介させていただければと思います。全員で7名おりますので、当分の間、「結」ブログのネタに困ることはないかと思います(笑)。それでは、まず第1弾からまいりましょう♪

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   UQで得たこと学んだこと、そして今後の生活に生かせること

                   人間発達文化学類 3年 武藤由佳

 私は生まれた時からずっと福島に住む、生粋の福島県民です。もちろん、東日本大震災も経験しました。大好きな故郷が地震や津波によって姿を変えてしまったことや、たくさんの大切な人達がそれによって亡くなってしまったこと、そして更に、原発事故のせいで今でも目には見えない何かと常に戦い続けていることは本当に残念で、とても悲しいことです。福島の子供達に向けたボランティアなど、県内に目を向けた活動は行ってきました。しかし、それだけでなく、私は福島の今を多くの人に知ってもらいたいと常に思い続けてきました。私は今回の研修のことを知った時、これは世界中の人と知り合って福島の実情を伝え、なおかつ自分自身も成長する為にはまたとないチャンスだと思い、申し込むことを決意しました。

 ICTE-UQでは、中国、台湾、タイ、ロシア、トルコ、ブラジル、チリ、クウェート、サウジアラビアなど、世界中の国から来た人と友達になることができました。もちろん、全国各地から来た日本人の友達もできました。外国人の友達とお互いに自己紹介をした際には、必ず出身地を聞かれました。みんな初めは東京?大阪?と有名な都市の名前を挙げてくれたのですが、福島だと言うと顔色が変わり、私の家族や福島のことを心配してくれました。その度に私は、福島の名前が世界的に有名になったことを、嬉しいという気持ちより、切ないと感じる気持ちでいっぱいになりました。福島以外から来た日本人の友達は、震災についての質問をしてくれ、私の話を真剣に聞いてくれました。やはり、関西などから来た友人にはどこか別の世界の出来事のように感じてしまうというのが正直な気持ちだったようです。

 プレゼンテーションにおいては、非常に多くの人が私達福大生の話を聞きにいらしてくれました。まったく緊張もせず、リハーサル通りにプレゼンを勧められたことももちろん、そのプレゼンを聞いて積極的に私達に質問を投げかけてくれたり一緒にお話してくれたりする方もいたので、とても嬉しかったし、やって良かったと思うことができました。

 また、私のホストファミリーは小さいお子さんが4人いるご家庭でした。子供達に「日本って言ったら何を思い浮かべる?」という質問を投げかけた時、寿司、折り紙ときて、その次に津波と言われた時は驚きました。津波どころか地震さえ経験したことのないホストファミリーに、私が持参した震災の写真集を見せた時には、まさに空いた口がふさがらないと言った表情で、非常にショックを受けたようでした。しかし、自分の経験を話すことによって、たくさんの人の考えや意識を少しでも変えることができたという点で、私は今回オーストラリアに行ったことは自分にとって本当に有意義なものになったと感じることができました。

 今までこんな風に震災のことだけを取り上げて真面目に語ってきましたが、もちろんこの5週間がそれだけで終わったわけではありません。日々の生活の中で毎日異文化に触れ、固定観念や今まで培ってきた価値観がガラガラと音を起てて崩れていくのを感じました。語学学校という環境のため、オーストラリア以外の多くの国の文化にも触れることができたから余計にそうなのだと思います。自分は今までなんて狭い世界の中で生きてきたのだろうと、何度虚しい気持ちになったか数えきれません。日本人で良かった!と心の底から感じることができる場面が何度もあった一方で、日本人ってこういうところがダメだな…と感じてしまう場面もありました。例えば、アラブ系や中国人のクラスメイトはほぼ毎日遅刻してきて、宿題は絶対にやってこなかった一方、私も含め日本人のクラスメイトは毎日必ず授業開始前には着席し、必ず毎日宿題もやってきました。ここには真面目で勤勉な日本人らしさが現れており、自分が日本人であることを誇りに感じることができました。しかし、その一方で他のクラスメイトが授業中に手を挙げることさえ忘れて積極的に発言する中、私達日本人は指名されるまでは意見を言わないということが多かったように感じます。多くの日本人は失敗を恐れたり、失敗することを恥ずかしいと感じたりしてしまうのだと改めてわかったと同時に、これが原因で他の国の友達よりも日本人の方がスピーキングが苦手だということも痛感しました。それ以外にも、出身国によって考え方や行動、習慣が違っているのは非常に面白くもありました。

 私は今、もう日本に帰ってきてしまいましたが、UQで過ごした5週間は本当に充実していて濃かったなあと感じます。毎日が本当に刺激的でした。もちろん大変なこともたくさんありましたが、それが今では身に付いているように思います。英語コミュニケーションの授業で、以前より上手く自分の意見を英語で話せるようになったことを実感した時、5週間での自分のちょっとした成長を感じることができて嬉しいです。また、向こうで知り合った友人とFacebookでやり取りをする中で、世界中に友達ができたということを自分で大変誇りに感じることができて幸せです。私は彼らのことが本当に大好きなので、一生この繋がりを大切にしていきたいです。
 最後に、今回の研修のお世話をしてくださった村上先生をはじめ、一緒にUQに行って毎日の行動を共にしてくれたメンバー、私を支えて応援してくれた家族、そしてホストファミリーやUQで出逢った先生方や友達、オーストラリアで私と関わりを持った全ての人に心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

新しい画像 (31)
ホストファミリーと一緒に。

新しい画像 (32)
クラスのみんなと一緒に。

新しい画像 (33)
福大やUQの友達と一緒に。




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