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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

「在学生の今」ⅩⅥ~相馬・南相馬に行ってきました!…中井専攻入門科目2年

 こんばんは。夜の震災対策室から、ぴたです。
 この間、記事を書く人がワンパターン化して、テーマが絞られてしまったり、学類のもっと多様な活動がみなさんにお伝えできてないのではないか、と危惧してきました。
 いつも、「ぴた」と「夜室長」と「おや」ばかりでつまらない!と思ってる方も多いですよね、たぶん。
 塩谷さんが「ブログの立て直し」を提案し、今後のブログ更新や記事集めの方針など、いまいろいろと検討しているところです。
 そこで…
 今日は、ひさびさに、中井ゼミの2年の学生さんに書いていただきました!
 学生さんの心の動きが素直に伝わってきて、「被災地の今」を現実として受け止めるには、少しでも「現場」に近づくことが大切だと、改めて思いました。すばらしいレポートです。

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相馬・南相馬に行ってきました。

最近、福島県外の人に実際に福島に来てその目で福島を見て欲しい、と思っていたのですが、私も中通り、しかも大学周辺しか実際見てないじゃん!と気付きました。

ということで、浜通りを実際見て感じてこようと思ったのです。
知り合いの方に案内してもらい、1月24日に行ってきました。

まず行ったのは、相馬の沿岸部。残っている家を修理して住むのは良いけど、今のところまた新たに建て直すのは禁止されています。
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瓦礫は片付けられ、家の基礎だけが残っている風景の中、被害に遭われ、そのまま家を残しているお宅を見せていただきました。
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テーブルが、椅子が、天井に引っ掛かっていました。
この家の持ち主の方は、「自分の家を見てもらい、何か感じてもらえたら、自分にとっても有意義だ」とおっしゃっていたそうです。

次に向かったのは、かしま福幸商店街。

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この商店街は仮設の商店街です。その日は小高の人気ラーメン店である「双葉食堂」に行ってきました。

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さっぱりとした古き良き中華そば。昔懐かしい(20年しか生きてませんが)味がしました。
これぞ、中華そばだ!って感じですね。おすすめです。

南相馬の隠れた名所、「朝日座」。今はもう閉館してしまったのですが、ここは映画館です。

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中も外もレトロでたまりません。中には黒電話もあるそうで。
ちなみに白いところは清水修二先生のゼミ生がペンキを塗ったそうです。
今でもたまにイベントで、この映画館は使われています。

次に行ったのは、20キロ封鎖ゲート。警察の方がいます。

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この先に入れない、人が住めないのだ、としばらくは思えませんでした。
歩道には、支援団体の方がパンジーや球根などを植えているプランタ―がありました。

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こちらは警察の方がいない封鎖ゲートです。どちらかというと、この光景を見たときの方がショックでした。

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家が並んでいたのですが、1軒だけ20キロ圏外でそこには人が住んでいる様子。20キロ圏内となっている隣の家からは誰も住んでいないようでした。

とても静かで、誰もいません。ビニールハウスも破れ、中も荒れていました。

本当に住むことのできない場所があるのだと、初めて実感した気がします。

さらに、南相馬博物館に行きました。

30分ほどの南相馬の紹介映画をみたのですが、これがまたおもしろかったです。南相馬にはおもしろい歴史や文化、環境があるんですね。

特に良いなと思ったのは『野馬追』といわれるお祭りです。夏に3日間開催され、行列や甲冑競馬、神旗を争奪する神旗争奪戦を行います。

とにかく映像をみていると、馬に乗りたくなりました。
しきりに「いーな、いーな」と言っていると、案内してくださった方が、「実際は馬糞臭いお祭りだよ」とおっしゃっていました。(笑)それでも乗りたいです。

南相馬博物館では現在「ふるさと再発見 私たちのたからもの」として特別展示しているそうです。震災によって、規模縮小して行った2011年の「野馬追」の様子も知ることができます。

最後に、コミュニティカフェ・べんりだどーに行きました。

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このコミュニティカフェは、まちなか広場にあるスーパーの中にあります。
ここでは、ボランティアの要望とボランティアの方をマッチングしたり、さまざまな情報を得られる場所となっているようです。

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と、ここまでだらだらと書いてしまいましたが、今回相馬・南相馬に行ったことで、相馬や南相馬の形が少しだけ見えた気がしました。

おそらく今まで私の中では浜通り=被災地だというイメージしかなかったのだと思います。それも、実感のないものでした。

私が行ったところには心が痛い現実がありました。それ以上に、素敵な人々や文化、歴史、環境、生活もありました。

南相馬ではボランティアをしにきた方がそのまま気に入って住みついちゃうというケースが多くあるそうです。理由を聞くと「人が良いんだ」と。なんとなくわかる気がします。

今回行って良かったです。県外出身の私ですが、福島にさらに愛着が湧きました。
「テレビの向こう側」の世界ではなく、現実味帯びた状況を感じることができたと思います。

コメント

行きたくなりました!

福大4年の者です。
こちらの記事、現在の相馬と南相馬の現状を、
ご自分の目線からご自分の言葉で感じたことを記しているところに引かれて、
筆(?)をとりました。

相馬・南相馬は昨年の夏に行ったきりだったので、
2012年1月現在の姿を見させていただき、
時間の流れているところと流れていないところ(否、実際には流れているからこそ問題なんですよね)
の両面を感じました。

私は県内出身ですがずっと福島市内ということもあり(言い訳)、
〈311〉以降になってやっと福島県にある多種多様な地域の魅力に気付き体感しました。
このことは、
「被曝をしながら/するんだからこそ、福島で学べることはなんなのか」
と問いかけた先生の言葉をきっかけに、
悔しい思いで考え実践したことによる一つの収穫です。

記事書かれた方は2年生とのこと。
いまのところは来年も福島に残ることを考えているのだと思います。
福島に居続けることを選択したのならば、
被曝に関してはできる限りのプロテクトをしながら、
福島にいるからこそ学べること、
「福大生ブランド(since 311)」を使って学べることを、
大学内外の友人知人や先生方、地域の方々とともに
思いっきりされることを応援しています。

なんて、卒業近くなるとこんなコメントを残したくなるのでした~^^

  • 2012/01/26(木) 19:08:51 |
  • URL |
  • 大森 #Y8E8kkJc
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