ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

福島大学行政政策学類×アサヒビール!?

昼の震災対策室からこんにちは、おやです。

年が明け、夜室長が記事量産モードに入った(?)ようです。今日は夜室長からアサヒビールさんとのコラボ企画についての記事が届きました!これで、しばらくは夜室長にお任せ…(ゴニョゴニョ)

…と思っていたら、記事を送ってきてくれたメール(おやとぴた宛)の最後に「一度、『労働強化』について相談しましょう。」の一文が…(汗)

しかも、本記事についても、「おやが適当にチャチャを入れて」アップするようにとの指示が…


ま、なにはともあれ(苦笑)、夜室長にお出ましいただきましょう。


*******

土・日に行われた「大学入試センター(DNC)試験」。試験方法が変更になり、各地でトラブルが発生したようですが、福島大学では、心配していた地震もなく、無事終了しました。

無事に終わったので、試験前日13日に行われた、「福島大学ビールセミナー@アサヒビール福島工場」について報告したいと思います。試験中に監督者が居眠りしていたり、受験生からアルコール臭いという苦情が出ていたりしたら、ボツになるところでした(冷汗)。(いやー、ほんとにボツにならずよかった。byおや)


今回のビールセミナーは、内山俊秀後援会副会長が、福島県南酒販(株)に勤めていることから実現したものです。うちの学類はよほど「お酒」に縁がありますね(笑)。内山さんのご尽力で、昨年度の学際科目「伝統的食文化と地域づくり-日本酒の世界」では、山口哲行社長に、日本酒の流通問題をテーマに講義をしていただきました。そして、今年度は、「取引先のアサヒビールが福島大学と協働で震災復興に取り組みたいと申し出ているがどうだろうか」、というお話をもってきていただきました。

東北地方には、アサヒビール(福島県本宮市)、サッポロビール(宮城県名取市)、キリンビール(同仙台市)という大手ビール会社の工場がありますが、東日本大震災でいずれも大きな被害を受け、操業停止を余儀なくされました。アサヒビール福島工場は、アサヒ全体の生産量の約14%を担う主力工場でしたが、生産設備や工場外壁が被害を受けたため、生産がストップ。10月3日に、ようやく「仕込み」などの生産活動を再開し、12月6日にビールを出荷・販売できるようになったそうです。また、同工場では、原発事故に対応するために、ゲルマニウム半導体検出器を導入して、水、原料、出荷前の製品の放射性物質濃度を検査する体制を整えたということです。

放射能問題は、安全第一の食品・飲料メーカーにとっては、死活問題です。最盛期の夏場にビール工場が稼働しないという非常事態であったにもかかわらず、7月末、学類の大会議室にビールサーバーを持ち込んで、教員・学生との交流会も開いてもらいました。そして、そのときに、「今度はぜひビール工場で出来立ての味を」といっていた企画が、年を越してようやく実現したわけです。福島大学からは、教員4人と学生二十数名が参加しました。


当日は、凍てつくような寒さに震えながら、15時14分金谷川発の上り列車に乗り込みました。30分もかからずに、めざす「五百川駅」に到着。「五百川」とはなんとも云われのありそうな名称ですが、調べてみると・・・

「萩姫伝説と呼ばれる古くからの伝説がある。その昔京都の「萩姫」という姫が病にかかった時、「京から北に五百番目の川を上りなさい。」と言われ、姫はその五百番目の川を探し旅をした。そして五百番目の川である五百川の磐梯熱海温泉を見つけ、その湯に入るとたちまち病は治ったという話である。郡山市では毎年「萩姫まつり」が開かれている。」
                                BY ウィキペディア

とのこと。でも、五百川駅は、田んぼの中の無人駅。今日のようなみぞれ混じりの天気のときは、余計にうら寂しく感じてしまいます。目の前には遮るものもなく、ビール工場が見通せます。
写真1


ゲストハウスやレストランの入り口までは、いったん国道4号線まで出て、大きく回り込まなければなりません。歩くこと約10分。「こんなに寒くてビールが飲めるのかしら」なんて思いながら、歩を進めます。(夜室長、ウソはいけませんよ。「寒くても室内は暖かいから無問題」って言ってませんでしたっけ?byおや)
写真2

4号線に出ると、見慣れた巨大なビールタンクが林立しています。高さ21メートルの500klの熟成タンクが170本。間近でみると圧倒されます。
写真3

ちなみに、毎日、大瓶(633ml)を1本ずつ飲み続けても、1本のタンクのビールを飲み干すには、二千年以上かかるとか。人類の歴史が短く感じられました。


正面入り口から入ると、田中晃支社長が直々にお出迎え。なんともVIP待遇ですねえ。さっそくゲストハウスに案内されると、すでに、机には資料や、試飲用のコップが用意されていて、期待感が高まります。

セミナーは新村さんと田中支社長の挨拶から始まりました。
写真4
写真5

田中支社長の話によれば、福島工場が操業を始めたのはちょうど40年前の1972年のこと。最初はサイダーから始まり、1979年からビールの生産を始めたそうです。そのあと、加賀美昇工場長から、資料に基づいて、ビールの生産工程や種類についての講義を受けました。震災の影響で工場見学はまだ再開しておらず、今回は講義だけ。でも、工場長はシャイなのか、話は早々に切り上げ、さっそく試飲会の始まりです(でも、工場長が熱い人であることは、『プレジテント』1月30日号の「アサヒビール福島工場長『再起の男気マネジメント』」という記事を読むとよく分かります)。(工場長はほんとにアツい人でしたね、試飲後の宴会で大いに語り合いました。by
おや)

最初は、主力商品の「スーパードライ」と「ザ・マスター」の試飲から。初めのうちは、どんな味や香りがするか飲み比べたり、どんな料理に合うかを考えたりしながら、チビリチビリと真面目に試飲していました。
写真6

でも、数が増えてくるにつれて、だんだんと飲みモードにスイッチが入って、8種類を飲んだ頃には、すっかりいい気分になってしまいました。お隣の清水さん(オや)と長谷川さんも、上機嫌です。(でも、夜室長ほど上機嫌な人はあの場にはいませんでした(笑)。byおや)
写真7
写真8


これで終わりかと思いきや、その後は、レストランに場を移して、なんとジンギスカンの食べ放題とビールの飲み放題。
写真9

ウーン、感謝感激です。外の寒さや翌日のDNC試験のことも忘れて(教員はそんなことはありません!)、思う存分ご馳走になりました。最後は、オやの挨拶(何を話していたかよく覚えていませんが・・・たぶん本人も)と加賀美工場長の三三七拍子(本当は三本締め?)で、新年会、いや「セミナー」はお開きとなりました。(何を話したか覚えていないなんて…ヒドイ!by自分でもあまり覚えていないおや)


タダで飲み食いしてそれで終わりのようですが、実はそうではありません(言い訳がましい?)。田中支社長と山口社長と新村さんと夜室長は、途中で別席に移り、なぜか日本酒を飲みながら、産学連携の可能性について熱く語り合いました。田中支社長によれば、福島の企業として残る覚悟を決めた以上、地元の大学である福島大学と連携して、福島の復興に努めていきたい、そのためにぜひ学生のアイディアや力を貸してほしいとのこと。アサヒビールでは、現在、「ふくしまプロジェクト」(今年3月まで、福島工場から出荷する全商品に、缶と瓶は1本につき1円、たるは1リットルにつき1円の復興支援の寄付をつける)を展開しており、その使途についてもこれから協議していくことになりそうです。


震災や原発事故で被った被害は甚大なだけに、福島大学も、市民、行政、企業などさまざまなアクターと連携・協働しながら、復旧・復興に取り組んでいく必要があります。いままで、行政政策学類の連携先といえば行政が中心で、「産学連携」なんて他人事のように思っていましたが、そうは言っていられないですね。これからどんな協働(コラボ)企画が生まれるか楽しみです。(みなさん、ぜひコメント欄にアイデアを!!!byおや)

コメント

行政政策の学生です。

福島大学の学生・教職員・大学執行部・震災後にできた対策機関の“コラボ”をまずしっかりすべきのような気もしますが……(自分への反省も含めて)

ビール会社のような食品や健康商品を扱う、福島に立地している企業では、すでに食品への放射能問題や除染問題に対して独自に動いているところもあるようです。福島大学がそのような個々の動き(NGOやNPOも含め)を繋げていく役目を担えるといいのではないかと思います。情報のやり取りの中心地になって、それぞれの震災対策の効率化を促すことができれば、企業にとっても利益になるのではと思います。

ブログの執筆も大変そうですが、お体に気をつけて頑張ってください。このブログは、情報のやり取りの一つの中心になるのではと期待してます。
私もできるだけ協力できればいいのにな~(;_;)

  • 2012/01/17(火) 21:34:07 |
  • URL |
  • トールン #-
  • [ 編集 ]

強力助っ人現れる!?

コメントありがとうございます。
学内のコラボについてはまったくそのとおりですね。災害復興研究所、うつくしまふくしま未来支援センター、学類など、それぞれが復興支援に動いているのですが、中にいてもよく見えてこない部分が多々あります。また、震災対策については、今後、保護者の方々も含めて協働のあり方を検討していかなければなりませんね。

放射能検査に関しては、福島大学にも、高額なゲルマニウム半導体検出器が2台導入されています。ただ、調査研究が主目的なので、商品や農産物については、持ち込まれても測定しないというのが原則のようです。「かーちゃんの力・プロジェク」トでは、安全な農産物を提供していくシステムを構築するという目的で、何点かを測定してもらいましたが、今後、企業や生産者と大学がどのようにタイアップしていくかが課題になっています。ただ、大学が、除染や測定に関する情報を積極的に公開していく必要はあると思います。

ブログについては、昨日の昼休みに、オやとピたと三人で話し合いをもちました。古くなったフロントページを更新すること、定期的に集まって掲載する記事を確認すること、そして、学生さんの力を活用することを決めました。これは、二人が「労働強化」に反対したからということではなく、われわれ三人だけでは十分な目配りがきまず、肝心の情報が漏れたり偏ったりする怖れがあるというのがその理由です。これからブログの輪を広げて「学生特派員」も募集しますので、その際はぜひ協力してくださいね。よろしくお願いします。




  • 2012/01/18(水) 08:45:45 |
  • URL |
  • 夜に弱い夜室長より #-
  • [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://311gyosei.blog39.fc2.com/tb.php/232-a9818ae7
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。