ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

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学術講演会「フクシマ後のエネルギー・原子力政策を考える」の報告

夜の震災対策室からこんばんは、しみず@ブログ庶務担当です。

今日は、さる11月18日に開かれた学術講演会「フクシマ後のエネルギー・原子力政策を考える」(本ブログでも告知しました!)の報告を、黒崎さんにしていただきます。

それでは、黒崎さん、よろしくお願いします!


*******

11月18日、原子力委員会から鈴木達治郎委員長代理をお招きし、行政政策学類主催(行政社会学会、うつくしまふくしま未来支援センター共催)の学術講演会を開催しました。本学類は研究教育活動の一環として、毎年数回、外部講師を招いて教職員・学生・一般市民を対象とした学術講演会を開催しています。

東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、今回の学術講演会は「フクシマ後のエネルギー・原子力政策を考える」をテーマとしました。鈴木氏には原子力工学の専門家、原子力行政の実務家の立場から、福島原発事故の教訓と今後のエネルギー・原子力政策についてお話していただきました。

鈴木氏の講演の要点は以下の通りでした。

・福島原発事故は、想定を大きく超えた地震・津波と過酷事故対応の遅れにより、歴史上最悪の原子力事故の一つとなった。しかも事故はまだ収束していない。
・最大の課題は安全への取り組みに対する国民の信頼失墜であり、その信頼回復には安全規制の改革が不可欠である。
・当面、事故の収束、汚染除去、避難住民の安全確保と環境修復が最優先課題となるが、原子炉の最終的な廃止措置までには10年以上の年月と多大な費用がかかる。
・福島原発事故は日本だけでなく、世界の事故として認識する必要があり、事故究明、情報共有・発信は日本の責務である。
・今後は「脱原子力依存社会」を目指して現実的な選択肢を議論していくことになるが、そのためには検証可能なデータに基づく透明性の高い国民的議論が必要になる。

当日は教職員、学生が参加し、鈴木氏の講演に熱心に耳を傾けました。講演後には参加者から多くの質問が出され、予定の時間を超過して活発に意見が交わされました。学生の参加者が少なかったのは残念ですが、福島や日本が抱える課題や今後の取り組みについて多くの示唆を得ることができ、充実した講演会となりました。

文責:黒崎輝(福島大学行政政策学類)

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