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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

「卒業生の今」Ⅳ~被災地を訪問して―被災者のために阿武隈会にできることは何か?

夜の震災対策室からぴたです。
福島は涼しい日が続いています。8月なのに、窓を閉め切ったうえに毛布をかぶって寝た、というのは初めての経験です。
会津地方の豪雨の爪痕のこと、会津出身の学生さんのことを気にしながらの仕事です。
震災・津波・原発事故に豪雨…頭のなかは災害のことでいっぱいです。
そんななか、自分たちは何を考え、どう行動するか、自問しながらの毎日の方が多いことと思います。
本学類の前身である行政社会学部の卒業生で、学類同窓会の理事でもある斉藤さんが、陸前高田市で考えたこと、感じたことを書いてくださいました。
卒業生のみなさんとも手をつないでいければうれしいです。
斉藤さん、ありがとうございました。

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行政政策学類・行政社会学部同窓会「阿武隈会」の理事をしております斉藤雅洋です。初めて投稿させていただきます。

私は6月19日(日)に岩手県の陸前高田市を訪問してきました。今回はその報告をします。
陸前高田市には津波の被害に遭われた同窓生のお見舞いとお悔みのため、塩谷先生、中井先生、清水先生に同行させていただくかたちで行ってきました。それに加えて、今回の訪問は被災地の支援にあたり、阿武隈会ができることを探すのも目的のひとつでした。

と言うのも、大震災後、世の中には「自分(たち)にできることをしよう」、「自分(たち)にできることは何かを考えよう」といった言葉があふれていました。その背景には、1人ひとりの「できること」が集まると、歴史的な大災害から立ち上がる活力になるというメッセージが込められているのではないかと思います。

今回の大震災にあたり、阿武隈会では「阿武隈会にできること」を目下検討しているところです。何でもできるわけではありませんが、検討してみると寄付、安否確認、イベントの開催などできることは結構あります。ただ、それらを実行するにも、支援対象、タイミング、規模、周囲への影響、他主体との兼合いや需給不一致の可能性など、考慮すべきことがたくさんあることに気付きました。そのため、今回の大震災にあたり阿武隈会にできることだけではなく、阿武隈会だからできることを追求していかなければならないと考えています。今回の訪問はこれを探すことも訪問の目的となりました。

正直、一度の訪問で阿武隈会だからできることが見えてきたわけではありません。けれども、その糸口を掴んだような印象的なことが、被災した同窓生の御家族と接しているときにありました。それは、高校から弓道を始め、大学に入ってからも弓道部に入り部活に励んでいたこと、アイドルグループ「KAT-TUN」の追っかけファンをしていて、全国のコンサート会場を飛び回っていたことなど、同窓生の学生時代の思い出話に花が咲いた瞬間に御家族の表情が和らいだことです。

この出来事を目の当たりにして、例えば、被災した同窓生と同じサークルだった人、ゼミだった人が集まり、被災した同窓生へのメッセージを寄せ書きした色紙を贈るというような取組みを、阿武隈会が仕掛けてできないものか。私の脳裏にはそんなアイデアが閃きました。些細なことかもしれませんが、こうした取組みは被災者へのひとつのケアになるのではないかと思います。

阿武隈会の会議に出ていると、いつもお金の話に時間を費やします。確かに、周囲も阿武隈会にお金を期待しているきらいがありますし、お金は阿武隈会の財産です。しかし、それだけに埋没してしまって、阿武隈会が保有している他の財産を見落としてしまってはいないでしょうか。阿武隈会の最も大切な財産は同窓生で、同窓生のネットワークです。さらにそのネットワークの副産物――そのひとつとして、同窓生が集まると自然と沸き起こってくる学生時代の苦楽の思い出も、阿武隈会がもつ財産のひとつなのではないでしょうか。今回の陸前高田市の訪問で、同窓生同士の思い出が、とりわけ同窓生の御家族に必要とされていることを実感しました。阿武隈会だからできることは、こうした支援の仕方にあるのではないでしょうか。

rikuzentakata.png
<阿武隈会に出来ることを考える>

rikuzentakata2.png
<陸前高田にて>

コメント

同窓生のナマラっちです。
斉藤さんの意見に共感しました。
安直に大学に義援金を送ったり、同窓生に義援金を募ったり――もちろん、それらを否定はしませんが、斉藤さんがおっしゃる通り、同窓生のネットワークを生かした、同窓会だからこそできることを行うべきだと思いますね。

先日郵送頂いた阿武隈会報の臨時号拝見しましたが、正直、型通りの挨拶ばかり並んだ内容にがっかりしました。
臨時号を発行する意味があったのか?とさえ感じました。
安否確認のアナウンスさえありませんでしたし。
臨時号であるなら、同窓会として、斉藤さんが言うような、力強いメッセージを発信すべきだったのではないでしょうか。
それと、大学の現状をもっと伝えてほしかった!

こんな時だからこそ、同窓会の役割に期待しています。
みなさん仕事を持ちながら一生懸命同窓会の活動をされていらっしゃるのでしょうが、年に一回会報が届くだけで、全く何をやっているかわかりません。
ホームページは全く更新されていませんし……。

乱筆乱文失礼いたしました。

  • 2011/08/21(日) 22:59:34 |
  • URL |
  • ナマラっち #fS8JH5SU
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