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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

震災対策室の取り組み①-学生の帰宅支援チャーターバスについて

 昼の震災対策室の大黒です。こんにちは。
 対策室の取り組みについては、すでにいくつかブログで紹介してきましたが、ブログ開設以前に実施した活動についても、(記録の意味も込めて)いくつか報告します。今日は、「学生の帰宅支援チャーターバス運行」(3月17日/18日)についてです。

 最優先だった学生さんの安否確認に次いで、震災対策室が取り組んだのが、「学生の帰宅支援バス」運行でした。

 春休みに入っていたこともあって、すでに多くの学生さんが福島を離れていましたが、地震、そして原発事故の発生に伴って公共交通がほとんど寸断されましたし、ガソリン供給が途絶えたことなどもあって、多くの学生が帰省しようにもできない、という状況に置かれました。

 水道などライフラインが途絶え、原発の状況も悪化しつつあり、実家のご家族も学生のみなさんの心配している、という状況の中でのことです。

 そうしたなか、学類震災対策室では15日に、「実家に帰りたいが、交通手段がなくて実家に戻ることができない」学生を対象に、17日、18日の両日に、学類独自でチャーターバスを運行することを決めました。
 目的地としては、公共交通機関が他地域へとつながっている新潟(会津若松経由)と那須塩原、そして、北東北各地に出る中継地点としての山形(米沢経由)の3方向で、2日間で計8台ということになりました。この時期のチャーターバスの確保はなかなか難しかったのですが、最終的には、米沢市に本拠を置くバス会社が協力してくれました。

 バス運行決定後は直ちに、すでにゼミ教員経由で整備の済んでいた連絡網を通じて、学類生全員に「帰宅支援チャーターバス」の運行についてお知らせしました(みなさんのところにもゼミ教員から案内が行きましたよね)。その後、行政政策学類はもちろんのこと、人間発達文化学類、経済経営学類、共生システム理工学類、現代教養コースや各大学院研究科のみなさんからも問い合わせや申し込みがあり、行政政策学類のイニシアティブで始まった「帰宅支援チャーターバス」が、この時期、全学的に求められていた活動だったことが分かります(その後、全学の活動として認められました)。

 運行前日の16日/17日には、午後3時から、行政政策学類棟2階の「大会議室」で「説明会」を実施しました。
 そこではとくに、無事に最終目的地(実家等)に到着できること、バス到着地点から最終目的地までの「足」を十分確保できているか、の確認を行いました。バスに乗車する学生が、安全に最終目的地に到着することが最優先事項でしたから、バスを降りた後の交通手段がなく、その場で途方に暮れてしまうという事態を避けるための確認でした。

 印象深かったのは、実家や親族が住む場所への帰省ばかりではなく、その途中、大学の友人の実家に数日滞在させてもらうといった学生さんが何人もいたことでした。非常時ですから、友人同士、助けあいながらの帰省だったのだと思います。
 また他方で、交通事情以外にさまざまな事情があって、帰省したくてもできない友人を残して自分だけが帰省することに対して、「うしろめたさを感じた」、という学生さんもいます。自分の行動がどういう意味をもちうるか、ということに敏感にならざるをえなかったこの時の緊迫感が伝わってきます。

 事前の準備を厳重に行ったこともあって、17日18日とも、とくに混乱なく学生を送り出すことができました。
 当日は、生協が飲み物やお菓子、おにぎりも用意してくれました。送り出す教員も、手書きでポスターを作ってみんなを送り出しました。

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 最終的には、17日18日両日で、162名の学生さんが、帰宅支援チャーターバスで帰省したことになります。
 内訳は、17日107名(行政政策学類37名、経済経営学類16名、人間発達文化学類22名、共生システム理工学類22名、現代教養コース10名)、18日55名(行政政策学類9名、経済経営学類21名、人間発達文化学類7名、共生システム理工学類10名、現代教養コース8名)となっています。

 その後、最終目的地に到着した学生から次々と到着の連絡が来て、21日には、162名全員が無事に目的地に到着したことを確認することができました。

 以上、行政政策学類の取り組み①「学生の帰宅支援チャーターバス運行」についての報告です。
 昼の震災対策室の大黒が報告を始めましたが、夜の震災対策室の大黒からの報告終了となりました。
 

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