ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

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大学主催「地震と放射線対策に関する説明会」について…院生・木村

地域政策科学研究科院生自治会の木村です。
またこのブログをお借りして、「安心安全な学生生活の保障に関する要望書」を関連の近況をお知らせします。

すでに知っている方もいるとは思いますが、大学との話し合いをすすめるなかで「安全・安心なキャンパスの実現に向けて 地震と放射線対策に関する説明会」が開催されることになりました。

setsumeikai.jpg

これに向けて私たちも、大学側に対し新たに意見要望書を提出しました(意見・要望書は記事最後を見てください)。

<主催>
福島大学

<日時>
2011年6月8日(水)12:30~14:00

<場所>
M-21教室

<内容>
(1)学長から
(2)キャンパス内放射線の現状について
(3)学生からの意見表明・要望説明
(4)大学からの回答・説明
(5)質疑応答

学長からは、震災直後から大学再開に至るまでの対応と判断、学生を迎えるにあったっての準備、現在行われている対策やそれを支える体制について、私たち多くの学生の前で説明をしてくださることになりました。

震災直後や大学再開後に感じた様々な不安や悩みを、素直に伝えられる大きな機会です。自分のことだけでなく周りの友達のことでも構いません。話を聞き、思ったことを自由に声に出してください。

また、講座やバイト、就活等でこれに参加できない方もいると思います。なので以下のことを行います。

・今後、このような説明会や意見交換の場をこれからも設けること。
・学長からの説明はビデオで録画し、しばらくの間、多くの学生に見てもらえるよう学食でお昼休みに放送します。
・どのような要望書や回答が上がっているのか、自治会や大学の掲示板に掲載します。

今回の説明会の内容は、私たち多くの学生が気になっていることでもあるし、知らなくてはならない内容とも言えるでしょう。入戸野学長も快く開催、説明を引き受けてくださいました。お昼休みの時間だけでも構いません。是非みんなで聞きに行きましょう。

******

学生生活協議会を受けての意見と提案
および学長説明会にむけて説明いただきたいことについて

福島大学長 入戸野修 殿

2011.6.1 学生自治会連合

はじめに

私たち学生の要望書提出後、大学側が5月18日に学生生活協議会(以下、協議会)を開き回答を示したことに加え、震災対応に取り組まれていることをまず感謝申し上げたい。こうした大学側の震災対応は、学生がなお抱いている学生生活への不安を解消し、大学の安全性を高めることに繋がっていくものと考えている。

しかし、現段階の学校側の対応や要望書の回答書を見ていると、実際のところ調整中という現状が多いように見受けられることから、検討すべき具体的なことは何も決まっていないという印象が強い。前回の協議会において大学側は、「マニュアルに記載したとおり、国際放射線防護委員会の基準と比べても相当程度に低い線量であり、大学での通常の活動を行うことは可能な範囲の数値と判断した。」と回答している。一方で「放射線に対する安全性に関しては医学的にもよく分らないのが現状である」とも説明している。このような状況においては、大学側が回答したように、「放射線被ばくはできるだけ避けるべきであるという原則」に基づいた対応がなされてしかるべきであろう。しかし、実質的な対応が十分ではないと思われる。

上記のような点から、大学側の震災直後及び現状の対応に安心を感じることはできない。現在4,000名以上もの学生が本学に在籍している。大学はその命を預かっているという強い責任感を持つべきではないだろうか。そして、そのような大学の姿を私たちは望んでいる。

以下、学長からいただいた回答に対して、不明確な点について再度、意見と提案を述べたい。形式としては、大学の回答になぞって再び項目ごとに示すものとする。この提案書への回答は、6月8日に行われる予定の学長説明会もしくは、次回の学生生活協議会までにお願いしたい。前回、「調整中」や「検討段階」などの回答があった要件に関しては、具体的な方針を示していただきたい。今後、協議などがあれば、学生側も積極的に参加していきたいと考えている。

1.授業開始決定に至った経緯について

<学生の意見・提案>

・学生の安否確認体制が甘いのではないか。(教員・大学間、教員・学生間)
・「安全安心な学生生活の確保のための要望書」に列挙した項目のような、授業開始前(震災避難民として)の対応がないに等しい。

2.新年度授業等の開始を妥当と判断した根拠について

<学生の意見・提案>

・非常事態が続いているなか、通常の大学活動の「無期延期」等ができないと判断した以上、学生の放射能漏洩に対する危機管理が多様であることを十分に認識・尊重し、学生に多くの学びや生活スタイルの選択肢(想定できる最大限のもの)を作り、自由に選ぶことができる環境がなによりも重要であるし、必要不可欠だと考える。(行政院)
・学校開始にあたっては、安否確認を行う頃の初動段階において、開始時期をいくつかの選択肢として(以下のような)学生に提示し、また、学生の意見をどのように活かすのかという学校の意思決定の仕組み作りとその過程及び結果の公表方法を検討すべきである。

○例えば4月下旬、5月、6月、後期から等の選択肢が挙げられる。
○公表方法はメディアや教員との連絡体制を通して伝えることもできる。
・いままでの平常時1mSvから一気に20mSvに引き上げられたこと関して、大学の代表としての見解と、学長個人の見解をお聞かせ願いたい。(経済院)

3.学生の安全確保と健康のために必要な措置について

①施設の安全性について

<学生の意見・提案>
・5月19日、20日に入った政府の調査結果について、学内はもちろんのこと学外へも大学のホームページやテレビ、新聞、ラジオなどの各種メディアを通じて公開すべき。内容としては、調査日時やどの施設をどのように調査したのか等も明示すること。また、耐震や補強の度合いについて、「危険度マップ」の作成し、配布することも望む。(経済)

②今後の災害への対応マニュアルについて
<学生の意見・提案>
・日ごろから携帯できるように、学生証の裏に緊急連絡先などを記載するべき。(行政院)
・災害対応マニュアルの名刺サイズに紙ベース化して携帯できるようにすべき。(経済)
・災害対応マニュアルを単に配布しただけで終わるのではなく、今後、そのマニュアルをどう活用するかなどの説明を行うこと。(人間院)
・今後、マニュアルに則した避難訓練は、いつどのような形で行うのか。(人間院)
・災害対応マニュアルについて「放射能の新たな大量放出が生じた場合、大学が一時避難・待避先になりうるよう、用意があります。」とあるが、この場合大学も避難地域の対象となる恐れがある。そのため、大学から市内や周辺市町村、隣県への移動手段を確保すべきである。例えば、バス会社に協力を仰ぎ、緊急時には学生を移動させるためのバスを借りることができる契約を結ぶなど。(理工院)
・以下のような緊急時の対応策を検討し、実施体制を整え備えること。(行政院)
○引き起こりうるシステムエラーを想定し、ラジオやTVなどのマスメディア、SNSやtwitterなどインターネットなどの通信サービスを積極的に利用して安否確認を行う体制を整えること。(行政院)
○市内の避難所(学生がいる場合を想定して)を回ること。(行政院)
○断水の事態が今後再び起こりうることを想定し、移動手段のない学寮生や金谷川周辺のアパートに暮らす学生たちに、水の供給を行えるような(例えば給水車の常備)準備ができる体制を整えること。(経済院)
・震災(緊急時)後の一時避難、避難帰省までの学生の身体の安全を確保すべきであり、また、信頼できる情報の共有を確保できる体制を遅くとも後期開始までに確立すべきである。さらに、携帯電話やパソコン、テレビからの情報を得られなくなった場合に、大学側から以下のような情報提供の協力を望む。
○鉄道会社や航空会社、バス会社などの公共交通機関と速やかに連絡が取れるネットワークを構築し、得られた情報を即座に(携帯電話やパソコンでは緊急時には当てにならないため、以下で挙げた方法で)学生に伝えられるような体制を整えること。(経済)
○緊急掲示板を設置し、情報を記載した紙を、情報が更新され次第、順次貼り付けていくこと。
○職員が直接、一時的な避難場所などに伝達しに回ること。

③避難訓練について

<学生の意見・提案>

・今後の計画として、避難訓練する日を大学の行事として設定できないのか。例えば、防災の日などに焦点を当てて。(人間院)
・避難訓練について、通信システムの整備が済んでから訓練を行うとあるが、今回の地震では通信システムが機能したとは思えなかった。そのため訓練も通信システムが途絶えた場合を想定して行うべきである。(理工院)
・災害用スピーカーを用意したと言っていたが、もしものときは電気も通らないため、代替可能なソーラー電池や乾電池などの電源の確保も考慮すべき。同様に通常の電話もパンクするので、衛星電話の確保も必要ではないか。(経済院)

④構内の放射線量測定について

<学生の意見・提案>

・購入予定のサーベーメーターについての購入量、購入時期、貸出予定量、生産メーカーおよび精度、測定数値の判断基準と対応について説明会で公表して頂きたい。(経済)
・大学構内の空間放射線量測定値について、測定データを公表しているとあるが、4月27日以降大学構内の放射線量測定データは更新されていない。(5月31日現在)これは放射線量を測定していないためデータが発表できないのか、4月27日以降放射線量に差が見られないため公表していないのか、それともまた別の理由があるのか。これについて大学側の意見を伺いたい。(理工院)
・より詳細な測定の方法と頻度の開示を求めたい。
 たとえば、測定方法については地面からの高さによって受ける放射線量が異なるという情報がある。したがって、車いすを利用する方や児童、高齢者のことを配慮し、身長の高さ(顔の高さ)ごとに測定値を出すべきである(せめて一般成人と車いすの方の二種類の値)。このように、大多数の層への対応だけでなく、すべての層への対応を前提として取り組む対応姿勢をお願いしたい。測定頻度については、毎日1回など定期的に測定し、学生に対しホームページと紙媒体で公表をすることを要求する。これにより学生への注意喚起に繋がり、放射線量についてより正確な情報を把握することができるので、重ねてお願いしたい。

⑤除染について

<学生の意見・提案>

・放射線除去の方法として、「表土の除去」が望ましいとあるが、何の根拠を持ってそれが望ましいと考えているのか。また、表土除去以外に考えられる方法はないか、大学側はその方法を具体的に検討しているのか。(経済)
・もし表土除去作業を行う場合は、その方法、および除去した土をどこに処分するのか教えていただきたい。(なお第2体育館裏に埋め立てるという案がでているが、そもそも体育館や寮の近くということで、多くの非難の声が予想される。)
・また、放射線除染に至っては、除染の方法、時期、作業の実施日時などを詳細に開示することを求める。

⑥屋外での授業やサークル活動等について

<学生の意見・提案>

・「マニュアル」に沿うだけではなく、自治会主催や関係団体(新入生歓迎会や学際実行委員など)が主催する大規模な学内イベントなどについては、学生にとっても非常に重要なイベントであるため、例年通り開催させられるかどうか、事前に自治会や関係団体と学校側が協議を図った上で決定すべきである。
 また、屋外(主にグランドやバレーコートなど)で活動する場合には、学校側と自治会との協議に併せて除染も行った上での実施が望まれる。(行政/経済)
例えば―
○行政政策学類 新入生研修会(行政政策学類自治会主催)
 ○4月下旬のスポーツフェスティバル/10月下旬のスポーツ大会(共に新入生歓迎会主催)
 ○8月上旬のオープンキャンパス 等
 

⑦物品の支給について

<学生の意見・提案>

・マスクが学内のいくつかの場所で設置されているが、放射性物質の内部被ばくを防ぐというのならば、もう少し高精度のマスクの用意が必要ではないか。(統サ連)

⑧スクリーニングについて

<学生の意見・提案>

・「簡便な方法」とは具体的に、いつ、どこで、どのような方法を用いて行われるのか。
 準備はどの程度行われているのか。(経済)
・スクリーニングについては、近隣にある福島県立医科大学や医療機関などと連携して具体策を構築していくべきではないか。そういった対策は進んでいるのか。また、保健管理センターが実施する、健康診断などと併せて行う計画を年度に1回、もしくは半期に1回の割合などで行うことはできないか。(経済)

⑨学生のメンタルケアについて

<学生の意見・提案>

・相談室のスタッフ体制を強化するという見通しはどの程度立っているのか。(経済)
・休学の認容は医師の診断書があれば可能ということであるが具体的にどのような病名における診断までが認容されるのか。
・放射線による学生生活や将来の不安から不眠症やうつ病になってしまった学生(医師の診断を受けるか判断に迷う学生)にも対応可能な体制の強化を求める。例えば、災害発生直後の複雑な状況下において細やかな(学生生活、授業履修・単位取得、家庭環境、就職活動、等)対応ができる心理カウンセラーの設置を行う。(行政院)

4.休学および他大学での受講等について

<学生の意見・提案>

・非常事態が続いているなか、通常の大学活動の「無期延期」等ができないと判断した以上、学生の放射能漏洩に対する危機管理が多様であることを十分に認識・尊重し、学生に多くの学びや生活スタイルの選択肢(想定できる最大限のもの)を作り、自由に選ぶことができる環境がなによりも重要であるし、必要不可欠だと考える。(行政院)
・『学生諸君の心情に与える影響は極めてデリケートで、波紋は大きいでしょう。』の意図がよくわからなかった。再度、具体的な説明を求める。(行政院)
・先の学生生活協議会では、授業開始決定に至った経緯についての議事録は公開するとのことだったが、休学及び他大学での受講などについての議事録の公開も求める。(経済)

5.ボランティア活動支援について

<学生の意見・提案>

・福島大学に通学し放射線を浴びるリスクを負いたくないが、単位をとってみんなと卒業したいという学生が多かれ少なかれ間違いなく存在している。また座学、さらにいえば福島大学に行くことだけが学び、大学生活ではない。今、多くの学生、国民が強い関心を注ぐ東日本大震災に関わる活動に積極的にかかわり、それを学生や地域社会に伝えることは地域に開かれた福島大学の学びそのものといえることは間違いない。(行政院)

6.被災学生への支援について

<学生の意見・提案>

・4月分の授業料について授業は開始されていないことから、4月分の授業料の今期中の返還もしくは、後期や次年度の授業料の徴収時において減額などの措置をとるべきである。また、補講措置で対応するという考えは、まず現段階で補講は実施可能なのか。次に、学生の中でも特に就活生、社会人、留学生など1か月分の日程調整が取りづらいと予想されるため、補講措置がなされても、現状出られない学生も存在することは想定していたのか。
・また震災直後で避難や予定外の出費など多くの家庭が経済的にひっ迫したことが十分想定できることからも、福島大学に集まった義援金の配布などは行われるのか。(行政院)

7.相談窓口について

<学生の提案>

・どのような相談がどこで聞けるのか、体制を細部まで行き渡らせるべきだ。
・課が違うだけで取り合ってもらえない、何もわからない等という事態を起こすことは避けるべき。(行政院)

コメント

大学祭実行委員会の「祭」が間違っています。
また、4月下旬に行われるのがスポーツ大会で、10月下旬に行われるのがスポーツフェスティバルです。
主催もスポーツ大会は新入生歓迎実行委員会ですが、スポーツフェスティバルは大学祭実行委員会です。

訂正するのであれば、よろしくお願いします。

  • 2011/06/03(金) 01:28:31 |
  • URL |
  • 匿名 #-
  • [ 編集 ]

匿名さんへ

コメントへの返信が送れて大変申し訳ございません。
ご指摘ありがとうございます。

もう文書の方は提出してしまったのですが、再度出す際には、訂正したものを出させていただきます。重ね重ね、お詫び致します。

  • 2011/06/10(金) 00:38:03 |
  • URL |
  • 自治会連合 #BGpbzFqg
  • [ 編集 ]

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