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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

震災対策室の取り組み⑧―演習室の窓を開けてみたら…(実験)

 こんにちは。昼の対策室から大黒です。

 私たちは、自分たちが長い時間を過ごし、授業ばかりではなく生活する場でもあるキャンパス内の放射線量を可能な限り減らし、学生や教職員の被ばく量を下げるために、できることならなんでもやらなければ、と考えています。

 すでに、共生システム理工学類の難波先生からお借りした線量計や、学類が手配した独自の線量計を使って、大学敷地内や学類棟内など、学生のみなさんの日常的な行動パターンを想定しながら各地点の放射線値の計測を行い、その結果については、震災対策室の取り組み⑦で報告済みです。

 次なる取り組みとして、震災対策室では、

①今後、気温の上昇が予想されるなか、「窓を開ける」ことによって室内の放射線値にどのような変化がもたらされるのか?

②私たち単独で実施できる除染活動でどの程度、放射線値を下げることができるか?

を知るために、学生が少ない週末を使って実験を行ってみることにしました。

 今日はまず、①について夜室長の塩谷さんから報告してもらいます。

*****

 福島では、まだ5月だと言うのに、気温が30度近くまで上がって、汗ばむ陽気になってきました。盆地特有の福島の夏が思いやられます。こんなときは、窓を開けて風通しを良くして・・・ちょっと待った!!  窓を開けても放射線の影響は大丈夫なの?
 原発の爆発直後のとくに放射線量が高かった時期に、窓を閉め切り換気扇も止めていたことが生活習慣となってしまい、窓開けにはすっかり慎重になっていたのですが、ウーンこの暑さは耐えられない。
ということで、窓を開けても本当に大丈夫なのか試してみることにしました。

 窓を開けて放射線量が急に上がると困るので、放射線量の計測は、ゼミがない土曜日に実施することに。ところが、演習室は学生の自習に使われていたので、唯一開いていた302演習室(東側)を使い、廊下の反対側の演習室については、日曜日にあらためて計測しました。
 はたして結果やいかに?

*5月21日(土)302演習室(東側)・晴れ・床面1mで計測
(単位はマイクロシーベルト毎時)

<入口>
12時(窓開放前)0.10
13時(窓開放1時間後)0.10
17時(窓開放5時間後)0.11

<部屋中央>
12時(窓開放前)0.13
13時(窓開放1時間後)0.13
17時(窓開放5時間後)0.13

<窓際>
12時(窓開放前)0.32
13時(窓開放1時間後)0.34
17時(窓開放5時間後)0.36

*5月22日(日)310演習室(西側)・雨・床面1mで計測
(単位はマイクロシーベルト毎時)

<入口>
12時(窓開放前)0.09
13時(窓開放1時間前)0.09
15時(窓開放3時間後)0.09

<部屋中央>
12時(窓開放前)0.13
13時(窓開放1時間後)0.11
15時(窓開放3時間後)0.12

<窓際>
12時(窓開放前)0.24
13時(窓開放1時間後)0.25
15時(窓開放3時間後)0.26

※室内では、まわりをコンクリートで囲まれている床面に近い方が線量の値が低くなります。また、大学のキャンパス内では、西側よりも東側で放射線量の値が高くなる傾向にあります。

 結果は、窓際で若干数値が上がりましたが、部屋の中央や入口では、窓開放による影響はほとんど見られませんでした。演習室が地表面よりも高いところにあること、外がグランドではなくアスファルトと芝生で、風も弱かったために、土ぼこりが部屋の中に入って来なかったことが原因になっているのかもしれません。
 1回の計測だけで断定的なことは言えませんが、演習室については、天候に気をつけながら適宜換気をするのがよいようですね。

コメント

「窓際」とは

行政政策学類公式ツイッターアカウント(ただし試験運用中)の「なかのひと」こと、央です。実験お疲れさまでした。窓を開けてるかどうかじゃなくて、窓際がよくないんですね(窓際族にはなりたくない・・・)。
ところで、「窓際」とは、どのぐらいの位置なんでしょうか。窓から何センチ、とか、わかるようでしたら、教えてください。

  • 2011/05/22(日) 20:06:12 |
  • URL |
  • 央 #-
  • [ 編集 ]

回答(補足説明)です

質問にあった「窓際」とは、窓際の席のことではなく、ガラス面から約25センチくらい離れたところを指しています。窓際に行って外を見るときに立つ位置だと考えてください。
では、実際の席ではどうかという疑問があるでしょうから、さきほどもう一度計測してきました。
302演習室で窓を閉めて計測してみました。窓際で0.28、窓に一番近い席で0.13、窓から一番遠い席(廊下側)で0.11、入口で0.09という結果になりました。ちなみに、302演習室の外の芝生の上で1.50、舗装面で1.24になっています。
窓に一番近い席は、「窓際」から1メートルくらいしか離れていませんが、少し離れただけで数値が半減しました。演習室くらいの大きさの部屋であれば、「窓際族」の心配はあまりしなくてもよいかもしれませんね。

  • 2011/05/23(月) 14:25:57 |
  • URL |
  • 夜室長より #-
  • [ 編集 ]

よくわかりました。

央です。夜番長、ありがとうございました♪
学生さんは、ゼミの時、同じ席に座りたがる傾向がありますけど、このぐらいの差でしたら、ローテーション表とか作って座る場所を変えなくても大丈夫そうですね。

  • 2011/05/23(月) 21:11:24 |
  • URL |
  • 央 #-
  • [ 編集 ]

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