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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

新入生を迎える会を迎えて

夜の震災対策室からこんばんは、しみず@ブログ庶務担当です。

今日は、皆さまお待ちかね、「新入生を迎える会」についての記事をアップします!



既に10日がたってしまいましたが、5月9日には、新入生を迎える会(入学式)が行われ、同日から11日にかけて、ガイダンスが行われました。

本記事では、入学式当日の様子を読者のみなさん(特に、入学式にいらっしゃらなかった保護者の皆さん)に向けてお知らせするとともに、辻学類長から新入生の皆さんへのメッセージを掲載したいと思います。



さてさて、さっそく、スタートです!

午前10時、入学式会場に向かう新入生と、新入生を勧誘する上級生の様子です。

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その横で、飯舘村佐須地区「気まぐれ茶屋ちえこ」の凍みもちを売っていたのは、「福大までいプロジェクト」の大学院生、木村くんと遠藤くんです。

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そしてなぜかピたさん(笑)。

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凍みもちは、昼過ぎに完売したそうです、さすが!本当に美味しいんですよー、僕も、2年前に大学院の地域特別研究という授業の一環で初めて飯舘村に行ったときに、はじめて「ちえこ」さんで凍みもちをいただきましたが、感動して気絶しました(笑)。

sasu-chirashi.jpg


ちなみに、飯舘村では、来週の水曜日(25日)に、「負げねど 飯舘!!村民の集い」が、18時から飯舘村立飯舘中学校体育館で実施されます。
加藤登紀子さんも応援にいらっしゃるそうですよ。要チェックや!

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さて、話を入学式に戻しましょう。

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会場に潜入してみると…

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新入生、緊張してますねー。

会場内では、管弦楽団が歓迎の演奏会をしていました♪

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学長のあいさつは、大学HPをチェックしてみてくださいねー。


その後、学生の皆さんは一連のガイダンスが始まります。

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[ガイダンスに向かう新入生とサークル勧誘する上級生]

guidance.jpg
[これは、大学院のガイダンスですね]


他方で、保護者の皆さんは、後援会総会へ。

kouenkai.jpg


後援会総会で、辻学類長が持ち時間を大幅にオーバーしたことは秘密です(笑)。

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それでは、最後に、そんなお茶目な辻学類長が、ガイダンス2日目(5月10日)の朝に、新入生の皆さんに送ったメッセージを再録します。どうぞ!


*******
新入生の皆さんへ―歓迎のことば
                              2011年5月10日
                        行政政策学類長  辻 みどり

 皆さん、ご入学おめでとうございます! 

 1ヶ月遅れではありますが、新年度が始まり、皆さんが、福島大学行政政策学類で大学生活の第一歩を踏み出したことを嬉しく思い、歓迎いたします。
 同時に、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震で被災された皆さんや、親族や知人が被災した皆さんに、心からお見舞い申し上げます。
 例年ですと、学類長挨拶では大学生活とはいかなるものかを説くようですが、本年度は震災及び原発災害に関わり、お伝えしておきたいことがあります。


■震災後の学類の活動
 行政政策学類では地震発生の直後より震災対策室立ち上げました。①4年一貫少人数教育という本学類の教育の特性を活かし、ゼミ単位で学生安否確認を行い、②JRが止まり帰省する交通手段のない学生のためには、新潟・山形・那須塩原といった最寄り(当時)のJR駅へバスをチャーターして送り届ける計画をたて全学を主導し実施にこぎつけるとともに、③大学周辺に残る学生たちの安全確保へのサポート、④キャンパス内の避難所運営の主力メンバーとしての活動、さらには、⑤キャンパスを離れた学類生たちへの情報提供とコミュニケーション手段の確保のための震災対策室ブログ運営等、様々な対応を企画し運営しました。

 予測不能な事態に直面した時、必要なのは、主体的に企画を構想し、根拠を明示して提案し、合意形成をはかり、迅速に実行することです。今回、本学類で、素早く効果的な対応をとることができたのは、現場を重視し、政策立案から実践までを守備範囲に入れた、本学類の日頃の教育研究内容が実践に活かされたためと自負しています。


■授業開始に際しての取り組み
 今回、福島大学が授業開始を始めたことの是非については、学類教員の間でも、多くの議論が重ねられてきました。また、学類が独自に実施した学生たちの意向調査結果を見ると、予定通り授業を開始すべきか否かについて迷っており、開始するにしても、強い不安を抱いていることがわかりました。
 皆さんは、昨日のガイダンスでマニュアルを2点受け取ったと思います。そのうち「放射線対応マニュアル」では、皆さんのライフスタイルを想定して、スポーツタイプなら年間8.1ミリシーベルト、書斎派なら年間4.4ミリシーベルトと、想定される外部被曝線量を試算していることも、ご覧になったと思います。
 また「地震発生時の初動マニュアル」では、どのような行動をとるべきかがフローチャートで示されています。例えば、授業中なら教員の指示で陸上競技場へ避難することなどです。

 しかし、残念ながら、マニュアルに書かれたことだけで万全だとは言えません。事態や、その解釈は日々刻々と動いており、継続的にフレキシブルな対応が必要です。
 例えば、(1)放射線関連では、放射線量のモニタリングの継続、スクリーニングの実施、日常生活等の行動指針作成が必要でしょうし、(2)余震への対応としては、避難訓練の実施や、緊急連絡用の学生用カード作成、非常食品・災害用品の準備などを行う必要があると思われます。
 こういった対応の他にも、状況が変われば、それに対する新しい対応が必要になるかもしれません。本学類では、今後も情報収集に努め、実効的な対策を模索し、学類単位で行えることは学類で実施し、全学単位で行うべきことは、全学に向けて学類から働きかけていく所存です。
 もう一つ付け加えるならば、皆さん自身に心がけていただきたい対策もあります。それは、①非常時の持ち出し品を準備していただくこと、②自宅の家具の転倒防止措置を講じること、③家族間の安否確認の方法を打ち合わせておくこと、の3点です。
 以上のように、本学類では、皆さんがこころ豊かな学生生活を送ることができるよう、安全と安心の確保に努めていくつもりです。


■大学時代に身につけてほしい力
 こういった危機管理に心を砕きながらの生活は、何も起こらなかった場合の平穏な日常とは異なるものですが、悲観ばかりするのではなく、将来、社会に出て予測不可能な出来事に直面する際のトレーニングが仕上がると考えてみてください。

 社会に出れば、「想定外」の出来事がたくさん起こるものです。これに対応するためには、先例を踏襲するばかりだったり、周囲の空気を読むばかりでは済まされません。現実に起きている事象から課題を抽出し、それに関連する情報を収集し、分析・検討し、一人で対応できない場合はチームを作り、企画を説明してデータや理論で説得し、素早く実践に移すというところまでを視野に入れた一連の行動を、主体的に行わなければならないのです。
本学類の講義で知識や理解を深めるとともに、現場に出たりチームプレーを重視するゼミや実習で、実践的なトレーニングを積むことができますし、同時に、この学類で起きていることをその目で見て、体験して学んでもらうことができるでしょう。

 皆さんが持つ「空気を読む力」は、他人に共感することのできる素晴らしい能力だと思いますが、時には敢えて「空気を読まない力」を発揮して、新しい提案を行い、主体的に行動することも必要です(詳しくは『学習案内』の巻頭言を読んで下さい)。
 両方の力を使い分け、21世紀の地域住民~世界市民に求められる「生きる力」を、大学時代に修得して、社会に巣立って下さい。

 先日、学類から大学院まで全学の学生諸団体の代表者が、自分たちの生活と生命を守るための条件整備を要求し、文書を学長に手渡しました。
 教員・職員に加え、学生も含めて大学を運営していくのだという「三者自治」の考え方が福島大学の伝統です。すでに、学生たちの要望への対応が、検討開始されました。学生の皆さんの行動が、大学を動かしているのです。すばらしいと思いませんか?

 また、震災以外のことで、学類の出来事をご紹介しますと、昨年度末、行政政策学類では、学友会が主催して、学類のロゴマークと学類カラーを公募し、学類のエコバッグを作りました。なかなか好い感じに仕上がっており、これは近いうち、学類生全員にお配りする予定です。(会場にどよめき)
 大学生活は4年間から長い人では8年間まで続き、その間には様々なことが起きるものです。皆さんも、このような厳しい状況でスタートを切ることになりましたが、ぜひ勇気とユーモアと、それから心を癒し豊かにする文化の力を忘れずに、大学生活を楽しんでください!

 そして、大学が気に入ったら、大学院に進むこともできます。修士課程は2年間から4年間まで在籍できますので、学類と合計すれば、最長12年間、大学に滞在できることになるでしょうか。そこまで長期間でなくとも、皆さん、ぜひ、積極的に福島大学での学生生活を楽しみ、成長し、青春を満喫してください!

 ご清聴、ありがとうございました。

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