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ガンバロウ福大!行政の「結」

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震に端を発する東日本大震災をきっかけに、福島大学行政政策学類の教員有志でブログを開始しました。福大行政に関わる情報共有・情報発信の場として、このブログが、読者のみなさんとわたしたちの、また、みなさん同士の結節点になれば嬉しいなと考えています。一緒に手を携えて、この難局を乗り切っていきましょう。     (2012年3月26日記)

二次避難所の支援を考える

昼の震災対策室からこんにちは、しみず@ブログ庶務担当です。

今日は、久々に西崎さんに登場してもらい、会津若松の二次避難所の調査の様子を報告してもらいます!

それでは、さっそくどうぞ!


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もう5月ですね。夜の室長からピタさん経由でメールをいただき、そして、今日はヤキノリさんとピタさんに再度念を押されてしまいました。もう逃げ切れぬと感じ(決して逃げていたわけではないのですが・・・)、去る4月24日(日)に会津若松市の二次避難所に関する予備調査をしてきたので、その報告をします。大学からは新村さん、丹波さん、坂本さんとご一緒しました。

会津若松市には、おもに大熊町から避難してきた方々がいらっしゃいます。役場機能も4月上旬には若松市内に移転し、4月中旬には市内の廃校を活用して、町立幼稚園、小中学校が開設されました。

最初に訪れたのは、タカハシさんが活躍されている「元気玉プロジェクト」事務所です。(http://egawa.blogzine.jp/tunagu/2011/03/post_43ff.html)。タカハシさんの報告(5月3日ブログ記事)でもあったアセス調査は、社会福祉士と学生ボランティアさんがペアになり、二次避難所にはいられた方々からお話を聞く形で実施されています。この調査で、避難されている方々のニーズや課題を見つけて、支援につなげるということでした。

次に訪れたのは、市内中心部から若干離れている東山温泉の「原瀧」という旅館さんです。ここで、タカハシさんから再度「元気玉プロジェクト」のアセス調査の詳細についてお聞きしました。また、社会福祉士会のとりくみについてもお聞きしました。そのなかで、二次避難に関して、多くの課題があるということ(交通弱者が生じている問題、「サテライト方式」で学ぶ高校生の通学や食事の問題、学童前の子どもたちの遊び場不足の問題、野菜や果物が不足している問題、元気なお年寄りの活躍の場がない問題等)がわかりました。

一方で、「原瀧」で住民側のまとめ役をされているKさんからは、ばらばらにはいってきた人たちを旅館のフロアごとにまとめて班長さんを決めたり、掲示板を活用した情報共有の工夫をしたり、生活が不便なところを旅館と一緒に改善をしたりといった取り組みをされていることを伺いました。孤立が課題となる二次避難所において、ボトムアップのとても心強いとりくみだと思いました。

さらに「原瀧」社員のHさんにお話しをお聞きしたところ、地震から現在の二次避難所の場所提供まで、臨機応変に逐一変わる状況に対応してきたこと、ご苦労されつつも近隣旅館をまとめながら工夫されていること、東山温泉のとりくみを「モデル」として他の場所に発信していきたいという、これもまた心強い言葉がありました。

次に伺ったのは、会津若松市内にあるホテルニューパレスの会長さんです。
この日、若松市内の商店街を中心に、「侍プロジェクトさくら」がおこなわれていました。(残念ながら、すでに片づけが始まっていて、参加できませんでした)。
会長は「このプロジェクトは復興へのスタートのスタートでしかない」とおっしゃっていました。原発の影響は、浜通りや中通りだけでなく、会津若松市の観光や農業にも大打撃を与えています。会津若松市もまた、復興が必要な場所なのです。

最後は、震災以来ずっと避難所で活動されてきたLさんに避難所での炊き出しのご苦労と今後の課題をお聞きしました。7月下旬ごろには仮設住宅が市内に完成する見込みで、会津若松市民と大熊町民がともに生活する場をどのように良くしていくのかが課題だとおっしゃっていました。

今回の調査は、会津若松市の二次避難所の支援を考えるための予備調査でした。ここにお伝えしたのは一端です。会津若松市の支援している方々、各受け入れ先の旅館・ホテルさん、そして避難されている方々が本当に多くの困難を抱えつつも、さまざまな工夫を凝らして、課題を最小限に抑えようとされている姿が印象的でした。

そうはいっても、多くの問題がまだまだありますし、支援が必要です。
支援をしている人たちの支援も含めて、きめ細やかな支援のためにわたしたちに何ができるのかを考えていきたいと思いました。

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